ベンチャー企業、政治家秘書での挫折、そして飲食の世界へ

2008年に大学卒業後、新卒入社した会社は、新卒採用のコンサルティングを行うベンチャー企業でした。私のキャリアは、飲食業界に関係ないところから始まります。

その会社には就活中に何度か訪問し「楽しそうに働いている会社だな」という印象を受け、それが決め手となり入社しました。思い返すと随分な長時間労働だったんですが(笑)楽しそうに働いている人が多い会社でした。

ただ運悪く、私が社会人になった2008年はリーマンショックの年で、笑い話みたいですが、新卒採用のコンサルティングをしている会社が自社採用した新卒を次々に解雇していくという状況でした。

新卒入社の営業は毎日200件のテレアポをするんですが、当時は100年に1度の経済危機。新卒採用はしない、しても絞り込むという企業が大半で、当然、苦戦しました。最初は楽しいと思えていた仕事が、ただ苦しいばかりで“楽しい”と思えなくなっていきました。

次の仕事は決まっていませんでしたが、会社を辞めることを決意し、以前に営業先で出会った経営者の方へ報告に伺いました。その方は政治家秘書の経験をお持ちで、私がまだ次の仕事が決まっていないことを知ると「今、秘書が足りていないしこの機会にやってみたら?」と仕事を紹介してくださいました。

次の仕事も決まっていないし、また「若い時に政治の世界に飛び込むのも良い勉強になるだろう」という気持ちと、後は、若さから来る勢いだったような気がします(笑)。

勢いで飛び込んでみたものの、いざ働いてみると「楽しい」と感じられる瞬間がほとんどなかったんです。仕事の時間は「つまらない時間」「嫌な時間」で、「どうしたら早く帰って遊びにいけるか」ばかり考えてました(笑)

ある日ふと「この先、仕事がつまらないままの人生でいいのかな」と思った時に、1社目のベンチャー企業で出会ったある企業を思い出したんです。それが、飲食業界で会社を興す最初のキッカケになりました。

「飲食業の仕事ってこんなに楽しいの!?」

ある企業とは、株式会社エー・ピーカンパニーです。塚田農場をはじめ全国に数百店舗を持つ大企業で飲食業の先輩として、素晴らしい会社です。そのエー・ピーカンパニーの新卒第1期生の採用を当時の勤務先が担当していました。

ある日、エー・ピーカンパニーの社長さんが説明会のためオフィスにいらっしゃってたんですが、その時は社長と知らず「やたらとオーラがある人だなぁ」って無邪気に考えてました(笑)会社の先輩から「飲食の会社で、すごく勢いがあって成長スピードが速いよ」と聞いて興味を持ち、私も説明会に同席させてもらうことにしました。

その説明会で「エー・ピーカンパニーの仕事は楽しそうだな」という印象を強く持ちました。政治家秘書の仕事をしていた時ににふと思い出したのも、「楽しそう」という印象が強かったからです。

その後、エー・ピーカンパニーへ転職したんですが、働き始めてからは、まさに“天職”だ!と思いました。「仕事ってこんなに楽しくていいの!?」というぐらい、本当に仕事が楽しい。目の前でお客様がどんな反応をするかで結果がわかるのでどんな工夫や変化をすべきか、すぐにわかる。そこが私にとって一番の魅力でした。

「このままでいいのかな」という想いから独立へ

エー・ピーカンパニーへ入社してから3ヶ月後に店長に昇進し、更にその3ヶ月後には新規店舗の立ち上げ要員の1人に抜擢されました。また全店舗で売上最下位だった店舗の立て直しも任され結果、半年後に売上を全店舗1位にすることが出来ました。

当時、目をかけてくれていた上司が後に副社長となる方で、その方おかげで、色々な挑戦をする機会に恵まれました。

仕事をして楽しかったこと、成功したこと、はたくさん思い出せます。居心地は良かったし、仕事をした分だけ評価を得られる状況で、このまま進めば要職に就く可能性も現実的に見えていました。

その時、またふと「このままでいいのかな?」という自問が生まれました。そして小学生の時「いつか社長になろう!」と幼馴染と話しをしていた夢を思い出しました。このまま居心地の良い会社に居続け、その夢が消えてしまう。それが怖いと思ったんです。

だから、思い切って独立を決めました。「社長になろう!」と一緒に話をしていた幼馴染と2人で、起業することになります。

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