飲食店さま向けテンプレート「従業員が新型コロナウィルスに感染した場合の対応事例」
新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大とそれに伴う非常事態宣言発令により、店舗運営や経営に多大な影響を受けられている飲食店さまも多いかと存じます。
食リーチでは、各種対応に追われる飲食店さまに向けて、参考となる事例や各種お知らせのテンプレート事例をご紹介させていただきます。
今回は、従業員・スタッフの方々に新型コロナウィルス感染症の症状が見受けられる場合の対応例をご紹介します。ご参考になれば幸いです。
また後半では、従業員の感染が判明した際に、当該の従業員と接触した可能性のあるお客さま、ご利用を予定されていたお客さまへ送信するメールのテンプレートもご用意しています。こちらもあわせてご活用くださいませ。
※内容はあくまで一例であり、実際には医療機関・管轄の保健所などの公的機関の指示に従ってください。

従業員・スタッフが新型コロナウイルスに感染した場合
緊急事態宣言の延長に向け調整が行われる中、休業や営業時間の短縮、近隣住民の方々のためにテイクアウトやデリバリー事業へのシフトなど、飲食店さまごとに様々な選択をされることと存じます。
営業を継続される場合、あらかじめ検討しておきたいのが「従業員・スタッフが新型コロナウイルスにかかった場合」の対応方法。
飲食店さまによっては、以下のようなマニュアルを設けているそうです。
従業員が感染した場合は、以下の手順で進めましょう
【1】病院、保健所から本人に連絡が入る。
【2】店長に直ちに報告(店長はマネージャーへ報告)
【3】本人は指定病院(またはホテル)での隔離治療になります。医師の指示に従いましょう。原則、本人は医師の許可が出るまでは店舗で勤務することはできません。
【4】店長は予約のお客さまへ連絡し、キャンセルや変更のお願いをする
【5】濃厚接触者(顧客・従業員)の特定
【6】保健所による従業員聞き取り調査
【7】保健所の指導のもと、店舗消毒を実施
【8】従業員が感染したであろう期間に利用されたお客様への連絡
【9】オフィシャル発表
(サービスサイト、食べログ・ぐるなびなどの掲載媒体を修正)
【10】留守番電話の設定
【11】店前掲示
【12】該当店舗の営業自粛(2週間)
【13】同店舗、他社員の2週間の経過観察
【14】営業再開お知らせメール/店頭告知
【15】営業再開

お客さまへ送信するメールテンプレート
従業員・スタッフが新型コロナウィルスに感染した場合は、濃厚接触者の特定を行い、次なる感染の予防に努めましょう。
すべての接触者へ連絡することは困難ですが、事態発生前から電話の履歴やデリバリーの記録などを洗い出せるように備えておくのも良いかもしれません。
以下は、お客様へご連絡する際のメールテンプレートです。
■感染した従業員と接触した可能性があるお客さま向け
平素は当店をご利用いただき誠にありがとうございます。
この度●●の●●店におきまして、新型コロナウイルス感染者●名が発生したことへの緊急対策といたしまして、●月●日〜●月●日の間、営業活動を自粛させていただくことになりました。
詳細は以下の通りです。
今回の緊急対策は当社従業員および家族の健康と安心を第一に考え、お客様のみならず社会に信頼される誠実な会社を目指すためのものです。
感染拡大を防ぐため、当社従業員が感染していた恐れのある期間にお越しいただいたお客様にご連絡を差し上げております。
●●様におかれましては、感染者が出た期間にお越しいただいておりますので、大変ご迷惑とご心配をおかけしてしまい、申し訳ございません。さらなる感染拡大を防ぐため、ご理解ご協力の程、よろしくお願いします。
◇ご協力をお願いしたいこと
来店日より2週間の経過観察をお願い致します。37.5.C以上の発熱が4日以上続くなどの症状が出た場合は、帰国者・接触者相談センターへご連絡していただき、指示を仰いでいただくようお願い申し上げます。
この度は多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
営業自粛店舗:●● ●●店
営業自粛期間:●月●日〜●月●日
◇帰国者・接触者相談センター
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
■当日利用予約されているお客さま向け
平素は当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
先ほど保健所より、当店の従業員が新型コロナウイルスに感染しているとの連絡がございました。
これから保健所の調査や消毒などが入る予定です。
今後の対応につきましては、後ほど正式に会社からお知らせをさせていただきますが、感染防止のため●● ●●店は数日間の営業を停止する予定です。
大変ご迷惑おかけして申し訳ありません。
いざという時のため、方針を決めておきましょう

今回ご紹介した内容はあくまで一例となります。
いざという時のため、企業・お店としての対応方針を話し合い、まとめていただくことをおすすめいたします。
また、実際に事態が発生してしまった際には、医療機関や公的期間の指示をあおぎながら、ご対応いただければと思います。
皆さまの安全と健康を心よりお祈りいたします。