飲食店の営業再開に向けたコロナ対策ガイドライン【従業員への対応/店舗内の衛生管理】

 

第2波の到来も懸念される新型コロナウイルス。

営業は再開したものの、より安全な店舗運営のためにできることはないかと模索している飲食関係者の方も多いかと思います。

今回は、2020年5月14日に発表された「外食業の事業継続のためのガイドライン※」のポイントをわかりやすくご紹介します。(以下記事内では「本ガイドライン」と表記します)

  

この記事では、「従業員・店舗の衛生管理」に関連する箇所をまとめます。

従業員と店舗の衛生管理ポイント

従業員の健康管理において最も重要なことは「各自が店舗に新型コロナウイルスを持ち込まないこと」、そして店舗の衛生管理では定期的な換気・店内要所の消毒、感染防止対策に必要な設備や物資の調達があげられています。

ウイルスを持ち込まないため、店舗内での二次感染を抑止するためにできる対策とは?それぞれ具体的な対策を確認していきましょう。

1】従業員の衛生管理

・食品を扱う者の健康管理と衛生管理を徹底する

・出勤前に必ず体温測定。発熱・風邪の症状がみられる場合は店舗責任者へ連絡し、出勤・欠勤の指示をあおぐ

・感染または濃厚接触者と判断された従業員の就業は禁止する

・店内ではマスクやフェイスガードを適切に着用し、頻繁かつ適切に手洗いをする

・従業員のロッカールーム、控え室は定期的に換気。空調設備は清掃する

水道で手を洗うところ

【2】店舗の衛生管理

・換気設備の設置・点検を適切におこなう(窓やドアを定期的に開放、換気扇は常時使用)

・多くの人の手がふれる箇所はアルコール消毒薬、次亜塩素酸ナトリウム、台所用洗剤(界面活性剤)で、定期的に拭き取り・消毒!ドアノブ、券売機、セルフドリンクコーナーなどの設備、テーブル、椅子、メニュー、タッチパネル、卓上ベルは要注意

・卓上の調味料・冷水ポットは極力置かない。またはお客様が入れ替わるたびに消毒を

・ビュッフェやサラダバー、ドリンクバーは利用者の飛沫がかからないようにカバーを設置する。トングは頻繁に消毒または手袋の使用を促す

・トイレは毎日清掃、ドアやレバーは定期的な消毒を

・トイレではハンドドライヤーの使用を中止、ペーパータオルを設置

テーブル清掃

・キッチンの調理設備・器具を台所洗剤(界面活性剤)の清拭を徹底

・作業前後の手洗いなど、従来から取り組んでいる一般的な衛生管理を継続する

・感染防止対策に必要な物資(消毒剤、不織布マスク、手袋、ペーパータオル、及びそれらの使い捨て用品を廃棄する容器等)の一覧表(リスト)を作成し、十分な量を準備しておくか、または緊急時にすぐに入手できるよう予め手配をしておく

・ユニフォームや衣服はこまめに洗濯

・食品残渣、鼻水、唾液などが付いた可能性のあるごみ等の処理は手袋・マスクを着用してビニール袋等に密封して縛り、マスクや手袋を着用して回収する。マスクや手袋を脱いだ後は、必ず手を洗う

コロナ対策リスト

まとめ

従業員・店舗内の衛生管理はいずれも従業員・お客様の行動パターンを考え、先回りした対策が重要といえそうです。

また、店舗としてのコロナ対策は店長からアルバイトまで全員が全体像を把握していることが大切。

ドアノブ、トイレ、設置している場合はドリンクバーやサラダバー周辺など、多数の人がふれる店内要所の定期点検シート作成し、全体へ共有しましょう。

各所の対策を洗い出せたなら、次は消毒液やペーパータオルといった必要物資のリストアップも重要です。なくなった場合にはどこで発注するかといった運用面の情報も共有できると安心ですね。

そしてガイドラインでは従業員とその家族のための現状の情報共有が重要であるとされています。

店舗ではどのような対策をしているのか、感染が疑われる従業員やお客様がいた場合にはどう対応する予定なのかを全体へ共有することも、従業員と家族の安心につながります。

withコロナ時代、新しい生活様式への対応は各企業でまだはじまったばかり。

できることから一歩ずつ着実に進んでいきましょう。

※新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく外食業の事業継続のためのガイドライン(参照2020-5-27)

http://www.jfnet.or.jp/contents/_files/safety/FSguideline_20514.pdf

一般社団法人日本フードサービス協会、一般社団法人 全国生活衛生同業組合中央会

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